About recycling cooking oil
天ぷら油の
リサイクルについて
油は立派なリサイクル資源
使い終わった油は、流しに流せば環境を汚し、ゴミとして捨てれば燃やされます。しかし、リサイクルしたら立派な資源に生まれ変わります。
どんなものでも、まぜて捨ててしまうと資源として再利用できません。さらに燃やすときに環境を汚す物質などが発生する場合もあります。
食用油は、他のゴミと分けて廃油回収BOXなどに出すことで立派な資源として再利用できます。使い終わった食用油などは、「廃食油」「Used Cooking Oil」などと呼ばれています。
- 北海道内で一般家庭向けに販売されているサラダ油の販売量は毎年約17,400tです。野菜炒めやチャーハンなどの味付け調味料で使う「食べちゃう量」を2/3とすると「がんばったら回収できる量」は5,800tになります。 今北海道内で「がんばって回収している量」は300tくらいしかないので、なんと100人中95人は「ゴミとして捨てている」ことになります。
- ③ 回収した廃食油は自動車・船舶・航空機のバイオ燃料や重油代替の燃料として利用されています。
POINT!
油はリサイクルの優等生!再生利用率がとても高い!!
リサイクルといえば、ペットボトルや古紙が思い浮かぶかもしれません。油はそれら以上にリサイクルに向いた資源で、天かすや水分を取り除くとほとんどが再生出来るのです。しかし、もったいないことに、家庭で使われた油の再利用は進んでいません。
- 廃食油は再利用される割合が一番高い!
- 廃食油は再利用の手間やコストが少ない!
POINT!こんなに優秀な資源
再利用用途の例
きれいになった油は、原料となって様々なものに変身することができます。油がどのようなものに再利用されるか、代表的な例をご紹介します。バイオマスプラスチックの原料は食用油です。石油ではない植物由来の資源なので、枯渇する問題も石油よりは少なく燃やした場合の二酸化炭素の量も少ないのでこれから環境省などが中心となり、バイオマスプラスチックを使う取り組みをが進められています。
- 石鹸や洗剤
- ペンキや印刷用インク
- 家畜のえさ(家庭からの廃食油はNOトレーサビリティのため使用していません)
- 農作物の肥料
- 航空燃料
- アスファルトを製造するための燃料や道路補修材の原料
- 車や船の燃料
- 重油に替わるボイラー燃料
- バイオマスプラスチック(スーパーコンビニのレジ袋やお皿など)など
POINT!こんなものに再利用されます!